風俗 本を読んでみた

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【おすすめ書評】『吉原で生きる』(吉岡優一郎)吉原で求められる人物像とは?

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ありがたいことに、前回の【おすすめ書評】は大きな反響をいただけました!

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これからも風俗男性求人に興味のある方におすすめの本をどんどん紹介していこうと思います。

さて今回は、日本最大級の風俗街として有名な吉原で働く人の現状がわかる本を読んでみました。

その本がこちら。
吉岡優一郎さん著の『吉原で生きる』です。

【おすすめ書評】『吉原で生きる』(吉岡優一郎)吉原で求められる人物像とは?

タイトル:デリヘルドライバー
出版社:彩図社
初版日:2017年10月25日
発売日:2017年9月26日
Amazon:吉岡優一郎 | 本 | 通販 |

高級店の元No1ソープ嬢、大衆店の店長、従業員、風俗カメラマン、〝喫茶店〟のママ、吉原専門流しのタクシー運転手、地元自治会の幹部など〝吉原で生きる〟人々に取材を重ね、吉原のいまに鋭く迫る!

引用: 吉岡優一郎 | 本 | 通販 |

風俗に興味がなくても名前だけは知っている人がいるくらい知名度の高い吉原。
しかしその歴史は古く、伝統が根強く残るイメージもあり、多くの男女ともに敷居を高く感じているのも現状です。

そんな吉原について、実際に働いている(働いていた)人のインタビューや著者のコラムをより掘り下げている本書は、吉原について知りたい人への入門書としてもうってつけでしょう。

こんな方におすすめ

  • 吉原の風俗事情について知りたい人
  • ソープの店長・幹部候補、男性スタッフの仕事に興味のある人
  • 実際に吉原で働いている人の気持ちを知りたい人

吉原で生きる人たちのリアルな声を知れば、吉原がどんな街か、吉原で働いたときのイメージがしやすくなります。もちろん現在、風俗業界で働いているという方にもおすすめですよ!

 

幅広い職種の人たちが語る吉原の過去と現在

『吉原で生きる』では、吉原で働く(働いた経験のある)さまざまな肩書きを持った人たちにインタビューを行っているのが特徴です。

ソープ嬢やソープ店長、男性スタッフといった風俗店に直接かかわりのある人たちはもちろん、吉原の喫茶店のママやタクシー運転手、カメラマンなどなど。間接的な関係性を持つ人たちへのインタビューも掲載されているため、あらゆる視点から吉原を垣間見ることができます。

そしてどなたのインタビューでも共通しているのが、「吉原の過去と現在」について触れられている点。

例えば、10年ほど前まで吉原の高級ソープ店で働いていた人気風俗嬢との談話では、当時働くボーイのボーナスについて取り上げられています。

「―-そういえば、昔は盆暮れのボーイさんのボーナスも女の子から集めて出していたんですよね。
『え、いまの子は取られていないんですか?いまの子たちはなんてラクチンなの?ボーナスにどれだけお金を持っていかれたことか……。』」

引用:本書27ページ

 

と、「男性スタッフのボーナスはキャストが支払っていた」というひと昔前の吉原の真実がポロっと出てくるので非常に興味深いです。しきたりや風習が色濃い時代を生きた人たちが感じる吉原の過去と現在のギャップについて、こと細やかに知れるのが本書のポイントでしょう!

そのほか風営法が更新されたことによる営業時間への影響についてや、東京オリンピック開催による風俗街への諸問題についてなど、吉原がどのような問題を乗り越え、そしてこれからどのようなことが待ち受けているのか。

風俗街・吉原という街の移り変わりや、今後の展望も関心を抱きました!

やはりインタビュー形式ですので、現場の声がダイレクトに伝わってきてとてもわかりやすいですね。風俗嬢への「当時どのくらい稼いでいたのか?」「どんなお客様が多かったのか?」といった質問へも、生々しい事実が語られていますよ。

もちろん風俗男性求人に応募しようと思っている方の興味をそそる話題も豊富。現役のソープ店・店長や男性スタッフのインタビューでは、風俗スタッフが働く現場の雰囲気をうかがい知れます

 

吉岡優一郎さんの『吉原で生きる』を読んでわかること

風俗男性スタッフの役に立つ、本書の具体的なポイントをまとめました!

男性スタッフはキャストへの配慮が求められる

「では、現在吉原で働いている女の子たちはどうなのであろうか?
『少し厳しく接すると簡単に女の子が辞めてしまう』と嘆く風俗店関係者は多い。」

引用:本書70ページ

現在の風俗嬢の特徴について語られているこの一文。
シフト調整や面接、お客さんへの付け回しなど、業務上女の子とのコミュニケーションが欠かせない男性スタッフにとっては見逃せない事実です。

キャスト同士の上下関係やルールが厳しかった昔の吉原と比べ、伝統やしきたりが薄れ、良くも悪くもユルくなってしまった現在。遅刻やお客さんへの失礼な態度などを注意・指導するのは男性スタッフの役割ですから、安易に辞められてしまわぬようキャストへの配慮が少なからず必要になりそうですね……!

しかし、あまりにも酷い勤務態度やモラルの欠如が見られた場合、最低限の教育は必要です。女の子へのマイルドな接し方を意識しつつ、ときには毅然とした態度も大切になってくるでしょう。

加えて、風俗嬢のインタビューでは女の子が働くときに抱える不安や悩みなどが赤裸々につづられています。そういった点を押さえておくと、同じ境遇の女の子と出会ったときに適切な対応をすることができます。

女の子が何を思い、どんな気持ちでお客さんと接し、お金を稼いでいるのか。同じ業界で働く男性として知っておくべきテーマも本書から学べます!

吉原で働く最近の男性スタッフの特徴

「―-以前と比べて男性スタッフに変化はありますか?
『すごく変わったよね。ゆとり世代の子もいるけど、最近は荒っぽいのが少なくなった。どちらかと言うとひ弱というか、人当たりのいい人が増えた気がする』」

引用:本書111ページ

どんな仕事を始めるにしても、気になるのが職場や従業員の雰囲気。本書ではそのような現場の空気感がリアルに語られています。男性スタッフが怖そうというのが風俗業界の鉄板のイメージですが、現実は裏腹のようですね。

しかし、それでも元ヤクザや元警察官、東大出身者のような特殊な経歴を持つ人もいたんだとか。現在の吉原は、さまざまな人生経験を持った人たちが集まる場所でもあると読み取れるでしょう。風俗男性スタッフの求人には、「学歴・職歴不問」という文言が多いことも、吉原で生きる人たちの多様性に影響しているのかもしれません。

逆をいえば、自分の経歴にコンプレックスを抱えている人に対して吉原は寛容であるとも受け取れます。「自分の職歴ではどこも採用してくれない」「自慢できる資格も学歴もない」と悩んでいる方も吉原は迎え入れてくれるでしょう。

2020年オリンピック問題・外国人利用客について

「警察の人間が『お店に最低1人ぐらいは英語が喋れるスタッフを用意した方がいい』『外国語のメニュー表もあった方がいい』といったアドバイスをしているというのも面白い。」

引用:本書123ページ

2017年に書かれた書籍なだけに、直近の話題について触れられているのも面白いです。

特に2020年に東京で開催される東京オリンピックから受ける影響について。諸外国から多くの観光客が訪れることもあり、体裁を気にした国が風俗店の営業停止に踏み切るのではという懸念があります。

特に吉原は観光地としての顔を持つ有数の風俗街です。この問題について気になる人も多いでしょう。

しかしながら、現地の人はそこまで重く捉えていないようです。吉原の組合の集まりに保健所や警察が介入し、先述の引用のような意見を提案するほどですから。

またこのオリンピック問題の流れで、外国人利用客への対応についても取り上げられています。歴史の深い吉原では外国人の利用を断っているのかと思いきや、ここ数年で対応してきているお店が多くなっているそうです。このことからも、外国語を嗜んでいる男性スタッフの需要は以前よりも高いことがわかりますね。

東京オリンピックを翌年に控えた今のうちに、男性スタッフを志す人はビジネス英語を勉強しておくと周りと差を付けられるかもしれません!

吉原の風俗スタッフに向いている人・成功する人の特徴

「『根が真面目な人は長続きする。余計なことをズルく考えないから。』」

引用:本書112ページ

個人的に特に興味を惹かれたのが、本書に登場する2名の男性スタッフが思う「風俗スタッフに向いている人の特徴」について語られた箇所です。

やはり風俗の世界ですから「バックレ」は少なくないんだとか。加えて、面接で「どのくらい稼げるのか」「出世したら給料は上がるのか」など、給与関連を前面に押し出してくる人は長続きしない傾向にあるようです。こういった部分にも、面接のヒントが隠されていますね。

もちろん高収入を目指して風俗業界に踏み込む人は多いでしょう。しかし本音と建前を使い分けることもときには必要なんです。そういった意図が彼らの話に含まれています。

僕の解釈では次のような人が風俗業界に向いているといえます。

・根が真面目な人
・やる気・責任感がある人
・他人の気持ちを汲み取り、機転が利く人

よく目にする項目ではありますが、特殊な業界ゆえに一層ポイントになってくるでしょう。上記のような人柄であると自覚のある人は、スムーズに採用が決まるかもしれませんね。

吉岡優一郎さんの『吉原で生きる』を読んで

『吉原で生きる』は、まるで吉原を舞台にした壮大な群像劇を見ているかのような一冊です。さまざまな職種の人から語られるインタビュー談はゆったりとした雰囲気でスラスラと読めますし、興味深い事実や体験談が随所に現れるので夢中になります。

今回の書評では吉原で働く男性スタッフの談話を主軸に紹介させていただきましたが、吉原の喫茶店で働くママ、マシンガントークを繰り広げるタクシー運転手、カリスマ風俗嬢講習師の話も必見です。客観的な視点で語られる吉原について知ることができるため、より共感でき理解を深められると思います。

伝統やしきたりが色濃いというイメージを持ち、吉原を敬遠しがちな人にこそ!本書をぜひ手に取っていただきたいです!吉原で働くこと、風俗男性スタッフに応募することに二の足を踏んでいる方をきっと後押ししてくれるでしょう。興味のある人はぜひチェックしてみてくださいね!

吉原の風俗で男性スタッフとして働きたい方は、ぜひ『メンズバニラ』で求人情報をチェック!

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バニ男|メンズバニラ編集部

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